2012年4月23日 (月)

君は術を持っている。

僕もその術を使えたらいいのに、と思う。

そう思って僕は君に聞いたのだ。

「どうか僕に君の術を授けてくれないだろうか。」

そう告げる僕を君は憐みの目で見たのだ。

「ああ友よ。僕とて君に、あの素晴らしき術を教えてあげたい。そしてこのえも言われぬ幸せを君と分かち合いたい」

そういうと君は人差し指で天を指したのだ。

「ああ友よ。しかしこの天とは、かようにも不公平なものなのだよ。」

君は自分の胸を指さし「僕には術がある。それは生まれながらに備わったものだ。生まれながらに天から与えられたものなのだ」そして僕の胸を指さし「君には術がない。生まれたとき、君にはそれが与えられなかったからだ。」

「天は与えるものには与えたもう。」

そう甲高い声で君は叫び走って去っていった。

「ちぇっ!ちぇっ!」

ひとり取り残された僕は舌打ちをした。

あまりに不公平な天に腹が立って、天に唾してやった。

ぺえええええええええええ!!!!!!

ものすごい量のつばきが天に舞い上がった。

「僕のつばと、肺活量と、唇の瞬発力を見よ!」

つばきはみるみる空へと舞いあがり、見えなくなった。

はははははははははははは!!!!

僕は世界中に響き渡るような高笑いをした。

術がなんだ。天がなんだというのだ。

僕のつばきは天に舞い上がり、今頃天の住人の顔にぶちまけられたところだろう。

そう思い浮かべたところで、術を持たない現実を束の間忘れ、僕は家路につこうとした。

すると曇天にわかにかきくもり、ごおおおおおおと地が震えるかのような音を聞いたかと思ううち、レーザービームのように一点集中型の雨が、恐ろしい圧力をもって僕の足元直径10センチで地面を打ち付けたかと思うと、水の圧力で地は割れ、たちまち地面は切り裂け、あわれ僕は地の底に沈んだのであった。

天に唾するものは必ずその報いを受ける。

悲しい話だと思いませんか?

2012年3月24日 (土)

君がおとなになる頃には

「おとなになったら」と甥っ子のゆうや(6歳)が話しかけてきた。

「ぼく、おとなになったらいちばんなかよしのけいくんと一緒に住むやくそくしたんだ!」

とんだカミングアウト。

「えっ、男の子と一緒に住むの?(同棲?!)」と動揺するわたし。

「そだよ」とゆうや。

「だっておれ(いまの子どもに特徴的なイントネーション、『お』で上がり、『れ』で下がる)けいくんのこと大好きなんだもん。けいくんもおれのことがいちばんすきだって。同じ家に住んでたらいつでもいっしょに遊べるでしょ。」と自信満々に。

「へえ。。。」つとめて冷静を装うわたし。甥っ子が女の子より男の子のほうが好きかもしれない事実にどぎまぎ。

「でもゆうやは悩み事があるんだよねー」とゆうやの母であるところのわたしの姉が口をはさむ。

「えっとね。おれとけいくんが一緒に住んだらね、けいくんがかいしゃではたらいて、おれがいえのなかのしごとするの。」

役割分担まで決めてる。本気度が高い。しかもゆうや、お母さん役かよ!と心の中でツッコミ。

「笑っちゃうでしょ。それでゆうやが言うにはね、『おれ、料理ってサラダしかつくったことないよ。ちゃんと料理覚えなきゃ』って、わりと真剣な顔で悩んでるのよ」と姉。こどもって本当におもしろいなー!

「そうか、ゆうや。でもゆうやがおとなになるまでにはまだたくさん時間があるから、ゆっくり料理の練習すればいいよ、ね!」とわたしはゆうやを励ます。うん、と素直に返事するゆうや。

まあ、甥っ子が女の子より同性がすきだっていいじゃない?とほほえましい気持ちになってきたわたしは思わずこう言う。

「外国では男同士でも結婚できるらしいよ。日本でもさあ、ゆうやがおとなになる頃には結婚できる法律に変わってるかもしれないし!」と明るくわたしが言うとゆうやがぴしゃりと「男同士でけっこんできないことなんてしってるよ!けっこんなんてしなくていいの。いっしょに住めたらそれでいいの!」だって。

制度なんてどうでもいいの。好きなひとと一緒にいられたらそれでいいの。

こどもというひとは、なかなかあなどれませんよ。

2012年1月23日 (月)

としをとるのは

としをとるのっていやだなあとおもいます。

としをとるとからだがふちょうをうったえるのです。けんこうしんだんのけっかでいろいろふぐあいをしてきされるのです。

どうもわたしはちのなかにてつぶんがたりないといわれるのです。

びょういんでてつぶんをしょほうされました。

てつぶんをのむと大がくろくなります。そんなことはどうでもいいのです。

てつぶんをのむとのどが「うぐぐ!」とくるしくなります。それはとしのせいだかわかりません。

みずのりょうがたりなかったのか、てつぶんのじょうざいがのどのあたりにひっかかってしまいました。いや、みずをのんでてつぶんのじょうざいをしょくどうからしたへながしこめばいいのです。でもいまはいちがつですので、だいどころへみずをくみにいくのさえさむいのです。それはとしのせいだかわかりません。もともとのせいかくがめんどくさがりなのです。

そしてなんぷんかけいかしましたが、いぜんとしててつぶんのじょうざいがのどにとけずにひっかかっています。くそ、とおもいます。大、ではありませんよ。しっと!とおもっているわけです。なんぷんたってもつばがぶんぴつされず、のどのあたりにてつぶんのじょうざいがひっかかっているのはもしかしたらとしのせいかもしれませんね。としをとるのってやっかいですね。

としをとってしぬことをようにんしたら、てつぶんがかけているからってくすりでおぎなおうとかいやらしいことはかんがえないかもしれませんが、わたしはまだいきていたいみたいです。いまはまだしにたくないから、てつぶんをのむのです。

だからのどのあたりにてつぶんのじょうざいがひっかかろうが、いきるためにじょうざいをのみます。

そんなことをかんがえていたらいつのまにかつばがぶんぴつされてじょうざいがだんだんとけてきました。

なんでもじかんがかいけつします。なんでもじかんがかいけつします。

かなしいことも、くるしいことも、じかんがかいけつします。じょうざいがとけるように、じかんが、にがいことをとかしてくれるのです。

そういうことをわかるようになるのも、としをとる、ひとつのこうようなのです。いいことですよね、としをとるのって。

いいことですよね、としをとるのって。

2012年1月22日 (日)

ぼーっ、とした子の記③

「クーピー事件」

3学期がおわった。担任の先生が学校をやめてしまうんだって。ていねんたいしょく、というらしい。60歳でおしまいなんだって。おばちゃん先生だったもんね。

春休みになかよしのさっちゃんの家にあそびにいった。

わたしもさっちゃんもお絵かきがすきだから、ふたりでおおきなカレンダーの裏側のきれいな紙を床において、床にねころがってふたりで絵をかいた。

おひめさまと王子さまの絵。おひめさまのドレスはお花がたくさんついていて、リボンやフリルもついている。とてもきれい。

「さあ、色をぬろうよ!!」

わたしがそういうとさっちゃんはクーピーの色鉛筆を持ってきた。

「わあ、いいなあ!クーピーだ!!」

わたしがそういうとさっちゃんはすこし不思議そうな顔をした。

「あれ?うーちゃんもおんなじのもらったでしょ?」

「クーピーを?だれから?」こんどはわたしが不思議な顔になった。

「先生からだよ。先生、学校おしまいになるからお別れに、ってくれたんだよ。うーちゃんももらったとおもった。」

「へー、もらってない。。。」

うちにはクーピーがなくて、使ってみたいとおもったけど、なんだかそのクーピーを使うのはいやだなと思った。

せっかく楽しくかいたおひめさまも王子さまも、そのクーピーを使って塗るのはなんだかいやだなと思った。

あとからきいたら学級委員のひさえちゃんはもちろんのこと、さくちゃんも、あのいじめっこの柴田くんさえも先生からクーピーをもらっていた。

なんで先生はわたしにはクーピーをくれなかったんだろう。なにかわるいところがあるのかな。先生はわたしのことをきらいなのかな。おかあさんがそれを知ったらおかあさんかなしいだろうなあ、とおもっていえなかった。おかあさんにもいえないことがあるってむねがくるしいなあ、とわたしはおもいました。

2012年1月19日 (木)

ぼーっ、とした子の記②

「クラス写真事件」

朝教室に入ったらなんかいつもとちがうなあと思った。

クラスメイトのみんながきれいな洋服を着ていたからだ。

バレエ教室に通っているお金持ちの蘭ちゃんなんて濃いえんじのビロードのワンピース。

いじめっこの柴田君も蝶ネクタイに白いベストを着ている。なかよしのさっちゃんも入学式のときに着ていたピンクのリボンつきワンピースを着ている。

ふとじぶんの服を見ると、なんだかちがう。

ピンクと黄色のしましま、襟が白のラグビーシャツ。赤いキュロットをはいてる。お気に入りの服だけれどじぶんひとりがなんだかちがう。

みんながよそいきのかっこうなのに普段着のじぶんはひとりういていて、なんだかじろじろ見られているような気がした。顔が赤くなるのがわかったけど、ちょうどきーんこーんかーんこーん、と鐘がなったので、なんでもないよ、という顔をして席にすわった。

きりーつ、れーい、おはようございます!と1ねん1くみのみんなは先生に大きな声であいさつをした。

「あらー、みんなきょうはおしゃれですねえ。」

クラスのみんなはほこらしげににこにこした。わたしはひとりむねがどぎまぎした。

「きょうは2時間目が終わった後校庭に出てクラス写真をとりますからね。」と先生。

「はーい!」とみんな。

わたしは返事をしないで下を向いていた。クラス写真をとるときって、きれいなかっこうをするの?しらなかった!!

1時間目の授業がおわって休み時間になると先生がわたしを呼んだ。

「うーこちゃん、こちらにいらっしゃい」

「うーこちゃん、あなた連絡帳をおうちのかたに見せなかったのかしら?」と先生。

小さな声で「みせました」とわたし。

「あらおかしいわねえ。きのうの連絡帳に『あすはクラスしゅうごうしゃしんをさつえいします』と書いて持ち帰ったでしょう?おうちのかたがみたら『せっかく写真をとるのだからきれいな格好をさせよう』と思うはずだけれどねえ。」

先生はていねいな言葉をつかうけど、なんかこわいなあとおもった。

わたしはちゃんと連絡帳をおかあさんにわたしたけど、おかあさんが連絡帳をちゃんとみたかはわからない。おかあさんが連絡帳をちゃんとみていたとしてもクラス写真をとるからきれいな服を着せてくれるかはわからない。だからわたしはだまって下をむいていた。

なんにも言わないわたしに先生はため息をつきながら「いまからおうちにもどって着替えてきますか?」とつめたくきいた。

「いいです」とちいさな声でわたしはこたえた。

できあがったクラス写真をみるとわたしひとりがピンクときいろのしましまのシャツで、きれいなかっこうのみんなをよそに、ひとりめだってわるくないな、とわたしはおもった。

2012年1月18日 (水)

ぼーっ、とした子の記①

「千羽鶴事件」

たもつくんが車にひかれた。

しばらく入院しなければいけなくなった。

先生が「たもつくんが早くけがを治して退院できるようにみんなで千羽鶴を折りましょう!」と言った。

「先生、千羽鶴ってなあに?」しんちゃんが大きな声で質問した。

「折り紙で鶴を千羽折るのです。そのとき、お願い事をしながら鶴を折ると願いがかなうのですよ。みんなでたもつくんのけがが早く治るようにお願いしながら鶴を折りましょうね。」

「はーい!!」1年1組のみんなが元気に返事をした。

わたしもはーい、と返事をした。だけど、先生がお手本の鶴を折っているのをまねて折り紙を折るのだけど、はじめのさんかくを折るところでもうだめだった。

「うーちゃんのさんかく、白いところがみえてるよー」学級委員のひさえちゃんが大きな声で言ってきた。わたしははずかしくてむねがぎゅっとした。あわてて白いところがみえるさんかくの折り紙を隠した。

先生が「白いところが見えると最後までうまく折れないのよ。もういちどやりなおしてごらんなさい。」といった。さんかくを開いて、もういちどさんかくを折る。それをさらにさんかくに折る。あれ、また曲がっちゃった。でもやりなおしたら折り紙がぐちゃぐちゃになってしまうからみんなのまねしてどんどん折らないといけない!!

そうやってあわてて折り紙を折るともっともっとぐちゃぐちゃになっちゃった。ひとりぐちゃぐちゃの折り紙を握りしめてどきどきしているうちに教室のあちこちで「できた!」

「わたしもー!」て声が聞こえてきたのでますますどきどきした。

「うーちゃんできた?」となりのさっちゃんが聞いてくる。わたしは涙目で「できない」とぼそぼそ答えた。

さっちゃんは親切なのでぐちゃぐちゃの折り紙のつづきを教えてくれた。みんなからだいぶ遅れて鶴が最後まで折れた。折れたけど鶴の首はぐねっているし、羽も上手にひらかない。できあがったわたしの折鶴をみて「うーこの鶴、へったくそ!」といじめっ子の柴田君がはやしたてたのでがまんしていたけどぽろりと泣いてしまった。

きーんこーんかーんこーん、と鐘が鳴った。

「みなさん、折り紙を30枚持ち帰って鶴を折ってきてください。宿題ですよ。」先生が言った。

家に折り紙を持ち帰って鶴を折るのだけど途中でめちゃくちゃになっちゃう。

「できないよー!」と泣きながらじたばた足を動かす。

さいしょはおかあさんもやさしく教えてくれたけど、わたしの不器用さと物わかりのわるさにあきれてどこかに行ってしまった。

鶴を持っていく締め切りの前の日になってもぐちゃぐちゃの鶴が何匹か横たわっているだけだった。

「ほんとにこの子は!」とおかあさんに怒られてまたぎゃーと泣いた。

最後はおかあさんとお姉ちゃんが手伝ってくれた。

鶴を学校に持って行ってから数日後、千羽鶴ができあがった。

「うわー、きれい!」みんな席から立ち上がって教壇の上の千羽鶴に駆け寄った。

「あれ?うーこが折ったぐちゃぐちゃの鶴がないぞ!」いじめっこの柴田君が叫んだ。

「先生、うーこの鶴がないよ!」となおも柴田君は叫ぶ。

「しずかに!」先生はこたえた。「汚い鶴は、PTAの方がきれいに折りなおしてくださいました。」

かおがばっと熱くなるのがわかったけど、なんとか泣かないでがまんした。

えらかったとわたしはあとでおもいました。

2011年11月23日 (水)

怒りの対岸

家の近くには公園があって、この寒空に中学生たちがたむろしていた。

塾でもさぼっているのか。マックに行くお金もないのか。

男女あわせて6,7人くらいのグループ。

中学生にもなって奇声を発して大騒ぎしているから、もし同じクラスになっても友達にはならなかっただろうなあ、とぼんやり考える。

まあ、それも青春なんだろう。うるさいけど。うるさいけど、まあ、ゆるす。

私は彼らのことをそう思っていた。

しかし、である。

ある晩会社からぐったり疲れて帰ってくると、彼らのうち数人がわたしのアパートの前でうんこすわりしながら何か飲み食いしながらしゃべっている。

目を合わすとかみつきそうな野生の中学生なのでしらっと前を通り過ぎてやった。

奇声を発するあほさばかりか行儀までも悪いみたいで、ばらばらと食いカスをアパートの前にまき散らしているのが横目にみえた。

「なにしてやがる!」と怒鳴りつけたい衝動にかられたが、しょせんこちらは非力なにんげんであった。逆切れされていたい目を見るのはたぶんこちらなのだ。こう見えておそろしく気の短い私は怒り心頭だったけどぐっとこらえて家に入った。

うるさいのは百歩ゆずってゆるす。

行き場のない中学生特有のもやもや感。あるのだろう。親への不満。受験地獄。将来への漠然とした不安。

わかるよ、わかる。私だってそうだったもの。

だけど。私は絶対人の家の前でうんこすわりしたり、夜に大声でしゃべったり、物を食い散らかしてそのままになんてしなかった。絶対しなかった。

疲れた体でうるさいだれかの叫び声を我慢するひと。あとを黙ってかたづけるひと。

それを想像できないのはかっこわるいことだぜ。

かっこわるいことだぜ。かっこわるいにんげんになるぜ。

そんなきみたちはかっこわるいぜ。かわいそうだぜ。

ひとり、かもねむ。

2011年11月20日 (日)

発作的逃亡旅行⑥

伏見稲荷を目指した。

京阪電車に乗って伏見稲荷の駅で降りる。降りるとささやかな門前町がある。

狐をまつるお稲荷さんだからいなりずしが名物なんだ。すずめ焼きなんてものもある。ビジュアルがなまなましいぜ。

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CMやガイドブックで「鳥居がたくさんあるところ」という認識はあったのだけれど、本当にびっくりする鳥居の数だった!

神社の敷地は山ひとつほどで、健脚を誇る私も中腹で断念するほど。その山の道、ずっと続く鳥居なのだ。数えきれない鳥居の数。

鳥居を見るとそれを作った年月と、だれが寄進したのか住所と名前が書いてある。

この山ほどの鳥居はお金さえ出せばだれでも寄進できるのねー、とこの看板を見て気づく。

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いちばん大きい鳥居で130万ちょっと。

高いとみるか、安いとみるか。

神様って、お金もらってうれしいんでしょうか。

あ、お金じゃない。鳥居だった。鳥居山ほどもらってうれしいんでしょうか。

狐の神様だから鳥居よりも油揚げのほうが欲しい?

130万円あったらいったい油揚げ何枚買えるでしょうねえええ。

追伸:私が伏見稲荷を訪れたのは平日の火曜日で、秋の観光シーズン手前だったからあまり人ともすれ違わなかった山道。ひとり山を歩いているとあるスポットでは風がひんやりと冷たくなり、霊感とは無縁の私でも「あれ、神様っているかもね」と思いました。

2011年11月19日 (土)

発作的逃亡旅行⑤

かんたんなのさーひとりきりってー

しあわせなのさーひとりきりってー

(「ひとりカンタービレ」奥田民生)

万博記念公園をあとにして梅田から阪急電車に乗って京都へ向かった。

いったい何度目の京都行だろうか。

そして何度目の一人旅だろうか。

「一人旅がすき」というと「すごいねー」と反応されることがあるのだけど。。。

なにが「すごい」のかな?

一人旅できる女イコール強い女、独立してる女、ということ?

いやいやそれは逆だろう。

一人で行動するということはイコールわがままということだと思う。

ひとと一緒にいるほうがよほど努力が必要だもの。

だれかと一緒にいたらそのだれかをおもんぱからなければならぬ。たのしいきもちにさせねばならぬ。よろこばせねばならぬ。

だけど一人ならそんなこと、なにひとつ考えなくてよいのだから、こんなに楽なことはないのだ。

好きな時に好きな場所へ好きなように行く。

なんでも好きなものを食べる。一人でぼーっとしてていい。反対に一人の世界でいろんなことを好きなだけ考えてていい。こんなに楽なことってないでしょう?

そして京都は女の一人旅の最適地なのだ。

町中に入れば旅の者風情を掻き消して匿名化できます。

ちょっと行けば山や川や古い事物を好きなだけ見れます。

おいしいものもたくさんあります。

うむ最適地。

2011年11月13日 (日)

チ・ン・プ・ン・カ・ン・プ・ン

ある日お昼に、お弁当屋さんに行きました。そして唐揚げ弁当を頼みました。しばらくすると
「唐揚げ弁当のお客様sign01」と呼ばれ出来上がったお弁当を取りにカウンターに向かうと店員さんにこう聞かれました。

お箸は1膳で「よろしかったですか?」
私は応えました。
あ・あ・あ・あ・はい。 と。
次にレジで支払いをしました。
店員さんが言います。
「600円になりまーす」
私は1000円を渡しました。すると店員さんは次にこう言いました。
1000円「から」のお預かりになりまーす。・・・

それでは始めますエッヘんッ!
まず「よろしかったですか?」のお箸から言わせて頂きます。
以前、私はあなたに「時と場合によってお箸は1膳欲しい時もあるし2膳欲しい時もあるんでヨロシク」
そんな事、言ったことありますか?唐揚げ弁当は一つです。私一人で食べます。1膳で十分です。

次にレジの話です。
1000円からのお預かりでーす!って言われても私は最初から1000円しか渡す気はありません。もしかして
「まず1000円から頂きました。それでは次に5000円お願いしまーす!」とでも言うつもりなのか?もしかして新手のカツアゲ?いやいやそれはないでしょう。だって店員ずっと笑顔ですもん。

唯一の救いはとっても唐揚げ弁当がおいしかった事でした。そして唐揚げ弁当を食べながら私はこう思いました。

「日本語って難しいなぁ」って。

ってこれぐらいの日本語簡単じゃーsign03